結婚に例えてM&Aの流れを解説!~譲渡企業編~
- M&Aコンサルティングレポート
M&Aという言葉を聞かない日はないのではないでしょうか?
日本の企業の約3割にあたる約127万社が後継者不在で、M&Aを検討していかなければならない状況になっております。
また、事業承継で困っていないけれども、業界再編の波の中で、大手企業のグループに入り、成長を加速していくという選択肢を取られる会社様も増えてきております。
そこで、今回は譲渡を希望する企業様の視点に立ったM&Aの流れをお伝えしていきたいと思います。
コンテンツ
STEP① 無料相談・企業価値算定
まずは、我々にご相談をしていただければ、企業の歴史・文化・風土・ビジョンを聞かせていただきます。その後、決算書を拝受し、企業価値(株価)を算定し、自社の企業価値の目安を把握します。
STEP② アドバイザリー契約
M&Aを進めていくとなれば、M&Aの仲介会社とアドバイザリー契約を結びます。
ここで着手金が発生する場合もありますが、船井総研の場合は着手金は発生しませんので、ご安心ください。
STEP③ お見合い写真づくり(企業概要書作成)
我々の方で、より深く会社のことを理解させていただき、お見合い写真(企業概要書)を作らせていただきます。
STEP④ お見合い相手探し(譲り受け候補企業へのアプローチ)
譲り受け候補企業、つまり、お見合い相手を探す段階に入ります。お見合い相手には、企業か特定されない資料(ノンネームシート)を提示し、「興味がある」となればお見合い写真(企業概要書)を提示させていただきます。
STEP⑤ お見合い(トップ面談)
トップ同士が面談、つまり、お見合いを行い、お互いのことを理解していきます。
ここで相性がよさそうだな、となれば次のステップに進んでいきます。
STEP⑥ お付き合い期間(基本合意契約・デューデリジェンス)
条件を差し入れた契約を締結し、ここから調査が始まります。
デューデリジェンスは、財務・税務・法務・労務・ビジネス等様々な観点から企業の把握をする期間となります。つまり、結婚に例えるならば、お付き合いをする期間といえます。
この期間は約2か月間程度が一般的です。
STEP⑦ 婚姻届けの提出(譲渡契約書の締結)
お互いの相性を確認しあい、結婚をすると両社が合意することができれば、婚姻届けの提出、(譲渡契約書の締結)を行い、譲渡対価が入金されM&Aが成立となります。
このように、M&Aには多くのステップがあり、様々な交渉が必要になってまいります。
STEP①~STEP⑦まで順調に進んだ場合でも半年以上はかかります。
また、良いお見合い相手が見つからなければ、検討し始めてから2年かかる場合もあります。
ですので、M&Aで他社にグループインを検討する可能性が少しでもある場合は、早めにご相談いただき、戦略的に良き結婚相手を探していくことがオススメでございます。
船井総研入社後は専門サービス業の経営コンサルティング部門の統括責任者として多数のM&Aを経験。現在は、M&A部門の統括責任者をつとめる。買って終わり、売って終わりではなく、M&A後の企業成長を実現するマッチングに定評がある。過去経営支援を行ってきた企業は200を超える。
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