製造業でM&A・譲渡を考える際に知っておいて頂きたいこと
~業種をまたいでシナジーの見込める企業にグループインする選択肢が増えています~
船井総研グループは、30年以上にわたり製造業の業績向上コンサルティングを行っており、2025年6月時点で500社以上のクライアントと契約を結んでいます。また、近時は製造業、商社を問わず、事業承継、M&Aのご相談を頂く機会が増え、毎年、数件のM&Aの仲介をさせて頂いてまいりました。特に、経営者の高齢化に伴う事業承継の御相談だけでなく、成長戦略としてグループインを検討されるケースも増えてきています。
一方、買い手企業は、これまでは超大手企業が中心でしたが、中堅企業や地域の有力企業が、M&Aを行うケースも増えており、中小企業にもM&Aの裾野が広がっています。同業同士のM&Aだけでなく、製造業が商社をM&Aしたり、別の加工を取り込むために別業種をM&Aするパターン、逆に商社が加工工程を取り込むためにM&Aするパターン等、業種をまたいで様々なパターンのM&Aが行われています。
逆に言うと、譲渡企業にとって、シナジーの見込める他企業にグループインする選択肢が増えていると言えます。しかし、譲渡企業様では、まだ株主経営者も、社員さんたちも、M&Aに対しての「誤解」があるように感じます。
「M&Aで売ってしまったら買い手企業の言いなり?!」「厳しい経営者・幹部が乗り込んできて大きくやり方も人も変えられてしまうのでは?!」こんな言葉を聞きます。
船井総研では、長年業界で成長企業をサポートしてきたコンサルティング会社だからこそ、売り手企業さんの幸せ・豊かさ、そして成長を第一にM&A実行をしております。買い手企業様にも、売り手企業の長所を活かし、シナジー効果を出しながら、ソフトランディングでの成長を促しています。
下記のようなご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
・業界の将来を考えて、自社がM&Aで会社を譲渡すべきか、自前で頑張るか、相談したい。
・自分も高齢になりつつあるが、後継者がいないので、どのような選択肢があるのか把握しておきたい。
・今すぐ会社を譲渡したいわけではないが、いざという時の為に企業価値(譲渡価格)を知っておきたい。
・もし、譲渡するとしたら、どのような譲受企業があるか、可能性を知っておきたい。
・自分が経営者として残ることを前提に、成長戦略型のM&Aについて、可能性を知りたい。
また、金融機関やM&A仲介会社から、事業承継・M&Aの打診があった場合、「本当に、それが最善の選択肢なのか?」と悩まれるケースも多いと思います。そのような場合、船井総研では、オーナー経営者様に寄り添って、総合的な経営判断として、セカンドオピニオンサービスも行っておりますので、お気軽にご相談ください。

製造業専門コンサルタントが作成した、M&Aを検討し始めたら譲渡主がまず読む本は、下記からダウンロードいただけます。

また、製造業M&Aについて、より詳しくまとめている下記コラムもご参照ください。
1.製造業M&A【譲渡企業】のメリット・デメリット
2.製造業M&A【譲受企業】のメリット・デメリット
3.製造業/商社の経営者がM&Aを考え始める7つのきっかけ