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M&Aの実話

M&Aの実例をご紹介しております。
M&Aを実施した企業の生の声をご覧ください。

提案がなければM&Aしようなんて微塵も思っていなかった。 「本城葬祭 × せいぜん石材」

提案がなければM&Aしようなんて微塵も思っていなかった。
「本城葬祭 × せいぜん石材」

  • 葬祭業

今回は、2021年に北九州エリアで墓地・墓石販売を営む「せいぜん石材」を譲り受けた「本城葬祭」の代表取締役 福田 学氏にインタビューをさせていただきました。

「本城葬祭」 せいぜん石材産業株式会社 代表取締役 福田 学氏

-先ず、本城葬祭の歴史から聞かせてください。

福田氏:本城葬祭は2000年に私の父が65歳の時に創業した会社です。私も大学を卒業し、そのまま本城葬祭に入社したのですが、入ってみたら、社員も含め休みはほとんどなく、中々のブラック企業でした。最初の頃はこれが当たり前だと思ってやっていたのですが、よくよく周りの人の話を聞いていると、「何かおかしいぞ?」と疑問に思うようになってきました。

-休みなし?!それはなかなかハードな職場ですね。どのように改善されたのですか?

福田氏:3年は現場で必死にやりましたが、これでは人材が定着しないと思い、父に直談判し27歳で代表に就任し、そこから改革の日々でした。 先ずは、「どうやったら現場のスタッフが働きやすいか」ということを考え我流で改革を進めました。

-なるほど。我流の改革でホワイトになったんですね?

福田氏:それが、ブラックがグレーになったぐらいの感じで・・・従業員同士のトラブルも絶えず、ある時「残業代の未払い請求」をされました。

私としては払っていたつもりだったのですが、我流だったので・・・

そこから全社員に残業代の未払い分の支払いを行い、就業規則も整えてようやくホワイトな企業に生まれ変わりました。残業代の未払いは、良い勉強代になったと思っています。

その後は、クレドを作り社員教育の徹底をし、お客様に対してのサービス品質の向上に努めました。

-そこから、業界でも革新的なことに取り組まれてきたのですね?

福田氏:そうですね。私は新しいことにチャレンジすることが好きなので、まだ働き方を改革する前から、当時は北九州では革新的だった、家族葬専用式場の出店を行い、2020年には日本国内でも珍しいプロジェクションマッピングを使った祭壇を提供する葬儀式場「ヒカリエ」をOPENしました。

おかげさまで業績もV字回復し、客足も戻ってきました。

プロジェクションマッピング祭壇
プロジェクションマッピング祭壇

-そんな中、せいぜん石材のM&Aの話が舞い込んだのですね?M&Aは最初から戦略に合ったのでしょうか?

福田氏:はい。M&Aの話を船井総研さんからもらった時、全く興味がなかったです。

「M&Aって何?」って感覚でした。

-では、なぜ譲り受けを検討し始めたのでしょうか?

福田氏:船井総研さんから、本業の本城葬祭との事業の連動性などの話を聞いていると、せいぜん石材をグループ企業とすることで、かなりの相乗効果があることが見えてきました。本城葬祭の業績拡大にもつながるし、せいぜん石材の業績拡大にもつながるな、と。

後は、私の性格ですかね。新しいものにチャレンジすることが好きなので、M&Aというものを経験したい、ということがあったのも事実です。

-実際にM&Aしてみて相乗効果はありましたか?

福田氏:はい。M&Aしてちょうど1年がたちますが、だいぶいい感じになってきました。相互でお客様の紹介をしあうことで、お互いの売上アップにつなげることができています。かつ、お客様と長いお付き合いができるので、お客様の満足度アップにもつながっています。

-なるほど。ちなみに、M&A後何か苦労されたことはありますか?

福田氏:ここでも、まずは働き方改革を行いました。実際にせいぜん石材に入ってみると、なかなか労働環境も厳しい状況だったので、勤務時間・休日の見直しなどを行いました。また、給与もアップさせてもらいました。従業員からは「働く時間が短くなり、かつ、給与もあがるの?」とビックリされましたが、私は過去の経験もありますし、いきなりオーナー(株主)が変わることで従業員も不安だろうと思ってたので、まず2週間かけて働き方改革に着手しました。

そこから、細かい現場の業務には口を出さず任せながらやってもらっているので、現場はイキイキとやってもらってます。 あるスタッフは、「オーナーが変わったので辞めるつもりだったけど、辞めずにいて良かった」と言ってくれています。

-過去の経験が活きたわけですね。福田社長はせいぜん石材にどのような関与をされているのでしょうか?

福田氏:私は商品開発とマーケティングを担当しています。

商品開発では今までにないガラスの樹木葬を展開し、「ヒカリエ」と命名しました。

M&Aを終えてから色々な墓地や墓石をみて研究して、これは行けると思った商品ラインナップにしました。

ちなみに、「ヒカリエ」葬儀式場と同じ名前で、お客様に連想、会社として連携をしてもらうために行いました。

また、マーケティング面では葬儀社と墓石の看板を統一し、お客様の連想を生むようにいたしました。

墓石(ヒカリエ)
墓石(ヒカリエ)

-なるほど。新たな商品「ヒカリエ」と連想・連携に力を入れられているのですね。業績の方はどうでしょうか?

福田氏:両者ともに順調に推移しています。来期は、おそらく1.2倍ぐらいの成長をするんではないかな、と見込んでいます。

船井総研さんの墓石専門のコンサルタントにもサポートいただき順調に進んでいます。

会社看板

電柱掲載の会社看板

社用車掲載の会社看板

-これからの展望はいかがでしょうか?

福田氏:せいぜん石材で得たノウハウを別の墓地でも展開できないかと考えております。新たな拠点展開を行うことによってさらに成長がとげられるようにしたいと考えています。

-ありがとうございます。最後にM&Aでせいぜん石材がグループに参画してくれたことはよかったと思いますか?

福田氏:はい、私自身は今まで経験したことのなかったことが経験できた点、また、お客様にお葬式だけでなく、その後のサポートまでできるようになり、今まで以上に喜んでいただいている点からみても本当に良いM&Aだったと思います。

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