【モビリティ業界特化型】M&Aで幸せな未来を実現するためのレポート vol.5
- 自動車販売・整備業M&Aレポート
「近年急成長しているレンタカー事業について」
皆様、いつもありがとうございます。
私、株式会社船井総合研究所
モビリティ支援部/フィナンシャルアドバイザリー支援部 ディレクター
の淵上幸憲と申します。
【執筆担当コンサルタント:淵上幸憲のプロフィールはこちら】
本ブログでは自動車業界に関連するM&Aトピックス
または生の事例をお伝えいたしますので
ぜひ毎週の投稿をお楽しみにしていただけたらと思います。
さて第5回目のブログテーマは、
「近年急成長しているレンタカー事業について」
について皆様にお話させていただきます。
レンタカー事業は自動車賃貸業という位置づけとなっており、
近年成長している理由は大きく3つございます。1つ目はコロナウイルスが落ち着き、観光需要が伸びているためそのためレンタカーの貸し出し件数が伸びていることです。2つ目は
近年では在庫の仕入れが難しいため将来的な在庫供給を目的としてレンタカー事業に参入するケースも増加しています。3つ目は小規模ディーラーや法人へ向けて長期レンタカーを貸し出すモデルも出てきております。この3つのモデルが成長してレンタカー事業全体を成長しているというのが今の現状となっております。だからこそM&Aの市場でもレンタカー事業を実施しているということで企業価値が高まったり、またはマッチング率が高まったりなども出ているのでぜひこの辺りのポイントも抑えておいていただけたらと思います。
本ブログでは上記のタイトルに基づいてレンタカー事業を成長させるポイントやまたはM&Aにおいてはどんな企業とマッチングするのが良いかについてお伝えしたいと思います。
①レンタカー事業のポイントはシステムを導入してHP集客に徹すること
レンタカー事業では車両管理が一番難しくなってきます。理由としてはレンタカー登録している車両は年間での走行距離、貸出件数、利益額、さらには点検実施についてを運輸局まで提出する義務があります。だからこそ紙の管理をしていては手間がかかってしまいます。近年ではレンタカー事業のシステムも少しずつ増えておりますが、まだ業界内の50%未満の普及率であるためこの管理の難しさが業界課題となっております。加えて集客力が高い企業ほどHPの強化に注力しており、内容も充実させております。特にレンタカーは貸し出すまでのシンプルな工程が大事になるので、WEB予約をすれば店頭での対応は5分で完結などをHPに打ち出し、問い合わせを増やす手法も友好的です。近年ではさらにデジタル化を進めており、店頭でもすべてタッチパネルで無人化体制を実現している店舗も増えております。こういった取り組みを1つ1つ導入できるかどうかがレンタカー業績アップのカギとなります。
②M&Aではレンタカー事業に慣れている企業がおすすめ
前項でお話させていただいたようにシステム、HP、デジタル化がレンタカー事業にはより重要となっております。だからこそ統合後にさらに成長していくためにはこういった取り組みのノウハウが潤沢である企業、またはそこに資本を多く投下している企業と一緒になることが成長するうえでの近道となります。弊社のお付き合い先企業ではこのような取り組みで業界TOPクラスの水準で強化されているところも多く出ています。ぜひレンタカー事業のM&Aを検討している企業のみなさまは一度弊社までご連絡いただけたらと思います。
~最後に~
今回は「近年急成長しているレンタカー事業について」についてお伝えいたしましたが、
いかがでしたでしょうか。私も様々な企業との経営相談をさせていただく中で、
レンタカー事業は成長しているが将来の販売まで検討していないので、
今後どうして良いのかわからないなどの声も多数いただいております。
そういった場合はやはり向こう10年先を見据えて、
レンタカー事業だけでなく自動車販売事業や他法人と連携してのシナジー効果を高める
動きも考え、友好的なM&Aの決断もしてみてはいかがでしょうか。
弊社では2か月に1回のモビリティ業界に特化したM&A事例セミナーの発信や
さらには対談動画なども適宜発信させていただきますので、
定期的にご覧いただけたらと思います。
ではまた来週の第6弾のブログもお楽しみにしていただけたらと思います。
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https://lp.funaisoken.co.jp/mt/funai-ma/inquiry船井総研では、50年以上にわたる業種別コンサルティングの経験を活かした、M&A 成立後の業績向上・企業の発展にコミットするM&Aを目指しております。業種専門の経営コンサルタントとM&A専門のコンサルタントがタッグを組み、最適な成長戦略を描きます。