本業あってのM&A
- M&Aコンサルティングレポート
本気でM&Aに取り組まれて、M&Aでグループに入れた会社もある程度の規模になった経営者にお話しをお聞きすると「結局は本業である既存事業が一番儲かる」と言われます。
当たり前と言えば当たり前のことで本業である既存事業は
・償却もある程度まで終わっている
・ノウハウがあるので運営にそこまで人手がかからない
・ある程度の規模・年数をやっている仕入原価や経費も低減している
といったメリットが享受できます。
M&Aをやって成功させることができる会社は既存事業でもしっかりと利益が出せます。
逆に既存事業で利益を出せていない会社はM&Aでグループインした会社でも利益は出せません。
たまたまM&Aした事業で利益が出て「M&Aは既存事業よりも儲かっている」と言う経営者の会社は既存事業が儲かっていないので「それと比べると・・・」という程度にすぎないことがあります。
そのような中で「なぜ、M&Aをするのか」ということになりますが、「既存事業が儲からなくなってきた分の穴埋め」という発想では上手くいかず、中長期的に見て、「リスク分散のためのポートフォリオ作り」、「成長業界への参入」、「会社の成長・従業員の成長のため」ということが前面に出ていて付加的要素として「儲ける」というのがあるべきです。
船井総研入社後は専門サービス業の経営コンサルティング部門の統括責任者として多数のM&Aを経験。現在は、M&A部門の統括責任者をつとめる。買って終わり、売って終わりではなく、M&A後の企業成長を実現するマッチングに定評がある。過去経営支援を行ってきた企業は200を超える。
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