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平日
9:45~17:30
本気でM&Aに取り組まれて、M&Aでグループに入れた会社もある程度の規模になった経営者にお話しをお聞きすると「結局は本業である既存事業が一番儲かる」と言われます。
当たり前と言えば当たり前のことで本業である既存事業は・償却もある程度まで終わっている・ノウハウがあるので運営にそこまで人手がかからない・ある程度の規模・年数をやっている仕入原価や経費も低減しているといったメリットが享受できます。
M&Aをやって成功させることができる会社は既存事業でもしっかりと利益が出せます。逆に既存事業で利益を出せていない会社はM&Aでグループインした会社でも利益は出せません。たまたまM&Aした事業で利益が出て「M&Aは既存事業よりも儲かっている」と言う経営者の会社は既存事業が儲かっていないので「それと比べると・・・」という程度にすぎないことがあります。
そのような中で「なぜ、M&Aをするのか」ということになりますが、「既存事業が儲からなくなってきた分の穴埋め」という発想では上手くいかず、中長期的に見て、「リスク分散のためのポートフォリオ作り」、「成長業界への参入」、「会社の成長・従業員の成長のため」ということが前面に出ていて付加的要素として「儲ける」というのがあるべきです。
光田卓司
(株)船井総研あがたFAS 取締役
2008年株式会社船井総合研究所(現株式会社船井総研ホールディングス)に入社。入社後は専門サービス業の経営コンサルティングに従事し、2019年より専門サービス支援部部長に就任。併せて、多数のM&A支援を業務に従事。2021年同社M&A支援部部長に就任、同社M&A部門の成長を牽引した。2025年1月、株式会社船井総研あがたFASの取締役に就任。
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