いつもお読みいただきありがとうございます。 50年以上にわたり、中堅・中小企業の経営に深く伴走してきた船井総研グループから、現代のM&Aにおいて欠かせない「成長の勝ちパターン」についてお伝えします。
タクシー、飲食、ホテルなど、小規模事業者が乱立する業界において、今、大きなうねりとなっているのが「ロールアップ」という手法です。これは単なる買収の連続ではありません。個々の企業の力を集結させ、業界全体の勢力図を塗り替えるダイナミックな戦略です。自社を単独の存在として終わらせるのか、それとも巨大なグループの核として飛躍させるのか。その判断が、譲渡価値を大きく左右します。
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本記事では、戦略的なM&Aを志す経営者様が知っておくべき「ロールアップ」の仕組みと実際の使用例、その圧倒的なメリットを事例とともに解説します。
ロールアップとは
ロールアップとは比較的小規模事業社が多い業界で、連続的に同じ業界の企業を買収していくことを指します。
小さい企業を連続的に買収することで企業価値を高めるなどの効用があります。
メリット
主にロールアップは、先ほども述べましたが、小規模事業者が多い業界、タクシー・飲食・ホテル業界などで使われるケースが多いです。
メリットとしては、市場価値の向上や経営の効率化が挙げられます。
同じ業界で複数社を買収することで、市場でのパイが大きくなります。特に小規模事業者が多い業界ほど消費者を相手にすることから有利といえるでしょう。
また、同じ企業が同じ業界の会社を複数買収することで、経営効率化が図られます。
投資ファンドは異業界を相手にすることも多いです。その際同じ業界で一括で買収するとより効率化であると言えるでしょう。
事例①投資ファンドによる買収例
【ロングリーチによるカフェ企業の買収】
投資ファンドによる買収例として、ロングリーチの計3社のカフェ連続M&Aがあげられます。
投資ファンドロングリーチグループは2018年5月に珈琲館、2021年1月にカフェ『ベローチェ』などを運営するシャノアールを買収し、2021年4月には、その2社シャノアールと珈琲館を合併させました。
このように連続して同業態の会社を次々と買収してシェアを高めることで、企業価値向上施策を行ったといえます。
事例②同業企業のよる買収の例
【第一交通産業による同業界企業の買収】
同業企業による買収の例として、第一交通産業による連続買収があげられます。
同社は、1967年宮崎県のすみれタクシーを買収、1968年鹿児島県の林田タクシーを買収した後も立て続けに福岡県、大分、熊本、山口など全国各地のタクシー会社を買収することで、タクシー業界内で昇り詰めました。
このように、ロールアップは業界内でのパイを占めることから、業界1位へのリーチをかけやすい手段といえるでしょう。
まとめ
今回はM&Aのロールアップという手段についての解説を事例とともに紹介しました。
このように、ロールアップは投資ファンドの企業価値の向上や、業界内でのシェア拡大、経営の効率化を図るための有効な手段といえます。
デメリットなども鑑みて慎重に検討しましょう。
いかがでしたでしょうか。 「ロールアップ」は、小規模な組織が大手へと対抗し、経営効率を劇的に高めるための最も有効な手段の一つです。自社の事業を「単体」ではなく「グループの資産」として定義し直すことで、想像以上の譲渡対価や成長機会を手にできる可能性があります。
業界再編の波に飲み込まれるのではなく、自ら最良の選択肢を選び取るために、一度プロの視点で「自社の本当の価値」を確認してみませんか?
M&Aはご経営者に大きな決断を要します。決断を迷う場合も、傍にコンサルタントがいるかいないかで、ご経営者の負担が大きく変わります。船井総研グループでは、50年以上経営者と伴走してきた実績がございます。是非、事業承継について少しでも気になることがございましたら、ご相談ください。船井総研グループでサポートさせて頂きます。
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