会計事務所がM&Aに取り組む3つの重要性

会計事務所の皆様に「会計事務所がM&Aに取り組む3つの重要性」と題して情報提供させていただきます。

船井総研あがたFASでは、日ごろから会計事務所の顧問先様のM&Aのサポートをさせていただいております。そんな中、特に今、会計事務所がM&Aに取り組む3つの重要性を感じております。

変化の重要性

まず1つめの重要性とは「変化の重要性」です。具体的には、今まででも多くの変化を会計事務所は乗り越えてきたと思います。最近では、クラウドへのシフトを大きく加速したのは、大きな災害の時でした。特に、東日本大震災前までは、情報を事務所の外に管理するのは危険だ、という意識から、むしろ事務所のサーバーに置いておいて災害が起きた時の方が危険だ、というように、大きくクラウド化へシフトしていったと思います。まさに、それと同じくらい変化しなくてはいけない大きな時期が今来ていると思います。

今まで、「事業承継の話は顧問先へは話し辛い」「M&Aの話をするきっかけがない」というお声を私も沢山聞いてきました。しかし、今こそその意識、その対応を変えるときでしょう!それくらい、大きな変化を迫られる時期に来ていると思います。

顧問先を守る重要性

続いて2つ目は「顧問先を守る重要性」が増している、ということです。既に、会計事務所の皆様におかれましては、顧問先様に関する、緊急融資の対応や、助成金申請等の対応をされていることと存じます。

しかし、残念ながらこのタイミングで会社を廃業する、という選択肢をとった企業様も実際には多くお聞きしております。大変残念なことです。一つの会社が廃業するということは、そのお客様が困るだけでなく、周辺関係企業の皆様、地元地域のビジネス、そして、一番は従業員本人だけでなく、その家族の皆様にも影響することです。

したがって、こうした大きな時代の波が来てからではなく、こうした事態に備えて普段から「顧問先を守る」意識で事業承継、事業継続のサポートをしていくことが重要だと改めて実感しています。

会計事務所のビジネスモデルが大きく変わる

そして、最後に3つ目は「会計事務所のビジネスモデルが大きく変わる」ということですこれまでも「過去会計から未来会計へ」といったことが叫ばれてきましたが、まだまだ完全に変化しきれていないと実感している方が多くいらっしゃるのが実情ではないでしょうか?

しかし、このコロナ禍において、ここでビジネスモデルを大きく変わる、顧問先企業への財務サポート、提案業務をメインに行っていくビジネスモデルに変わっていっている、ということをこの1年数か月で感じています。そして、今まだ変われていない事務所は今こそが変われるチャンスだと思っております。

少しでも御社のビジネスのお役に立てたら幸いです。

税理士/会計事務所のM&Aに関する詳細な情報は、こちらをご参照ください。

1.税理士・会計事務所のM&AのTOPへ
2.税理士事務所・会計事務所;2024年のM&A動向の振り返り
3.税理士事務所・会計事務所のM&A/事業承継の流れを解説
4.税理士法人のM&Aに関するスキームとその後の流れを徹底解説
5.税理士がM&A実施後に意識する顧問先・案件引継ぎの成功ポイント
6.税理士事務所・会計事務所をM&Aした際に発生する手数料とは
7.成功する会計事務所のM&A、失敗する会計事務所のM&A(譲渡希望事務所編)

最後に「売主が必ず読む本」を下から無料でダウンロードいただけます。ぜひご覧ください。

山中 章裕

(株)船井総研あがたFAS マネージャー

大学卒業後、船井総合研究所に入社。税理士・会計事務所のコンサルティングに従事。 その後、HR部門にて住宅、不動産、建設、リフォーム、IT、製造、運送、給食、保育園など多くの業種の人材開発を支援。現在は、成長支援型のM&Aコンサルティングに従事。

山中 章裕

(株)船井総研あがたFAS マネージャー

大学卒業後、船井総合研究所に入社。税理士・会計事務所のコンサルティングに従事。 その後、HR部門にて住宅、不動産、建設、リフォーム、IT、製造、運送、給食、保育園など多くの業種の人材開発を支援。現在は、成長支援型のM&Aコンサルティングに従事。