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平日
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「加速するカー用品店の整備事業所のM&A」
について皆様にお話させていただきます。
自動車業界でのM&Aは年々加速する中、カー用品店の整備事業所のM&Aも増えております。近年ではタイヤやカーエレクトロニクス事業が不調になっているため、カー用品店では整備や販売が成長しているためさらに設備や人員を増やす目的でM&Aが展開されている印象です。向こう5年以内にでも出口戦略の1つとして譲渡も検討している企業は一度この辺りも検討しておくのは大事だと思います。そして今回はカー用品店が整備事業を成長させるポイントをお伝えします。
①カー用品店客へ車検予約を提案
カー用品はオイル交換以上に利用頻度が高いため、お客様との接点を設けやすいビジネスとなります。だからこそ車検満了6か月前のお客様へ即決車検割引をつけて予約促進をすることが大事になります。多くの企業様では車検基本料金13,000円に対して即決予約で6,000円引きの特典を設けているケースが多いです。ぜひ参考にしていただけたらと思います。
②車検専用HPやオイル交換専用HPを立ち上げて利用客を増やす
専用HPを立ち上げて販促費をかけることが客数を増やすうえで大事です。さらに整備客を増やして、店頭でカー用品の追加提案ができれば事業間連携も促進できます。この辺りもぜひ強化できるとよいでしょう。最近では梅雨や夏の時期へ向けてフロントガラス撥水コートやエアコンガスクリーニングの提案を実施し利用者を増やしています。整備事業とカー用品は相性が良いのでぜひ試していただけたらと思います。
③アフターフォローを徹底してLTVの最大化へ
車検を受けて頂くお客様に対してカー用品の特典を設けて次回車検入庫を増やすことも重要です。実際には次回車検予約をしていただいたらタイヤ20%オフ+工賃無料などを設けて車検単体ではなくカーライフ全体でお得になるストーリーを描くことが大事になります。この辺りもぜひ展開していただけたらと思います。
~最後に~
今回は「加速するカー用品店の整備事業所のM&A」
についてお伝えいたしました。
昨今のカー用品店での整備事業の成長に伴い、同様なモデルでの展開を検討している企業が増えております。そのタイミングだからこそ整備事業としての市場価値は上がっておりますので、ぜひ向こう5年で譲渡を検討している企業は何かしら動いていくことをおすすめします。
ではまた来週の第12弾のブログもお楽しみにしていただけたらと思います。
淵上 幸憲
(株)船井総研あがたFAS マネージングディレクター
自動車販売等モビリティ業界のコンサルティングとプロジェクトで豊富な実績を有する。中古車販売、整備、コーティング、レンタカーの業績アップでは1年で売上2倍の実績を持つ。経営の様々なテーマに精通し、成長戦略策定や事業承継・M&Aコンサルティングで高い評価を得ている。
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