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船井総研は地方銀行との関係を大切にしており、地方銀行のお客様を紹介して頂くことがあります。
近年、人口が2万人に及ばないくらいの地方都市で事業をおこなっている企業様を紹介して頂いたことがありました。
その企業様から「今、いくつかの同業他社のM&Aを考えている」という相談を受けました。
なぜ、人口が少ない地方都市でもM&Aの気運がでているかというと、
逆にこのような地方都市だからこそ、その中でも頑張っており、さらに会社を大きくしたいと考える会社にとってベースとなる「人口」が少ないため、商圏内での事業拡大や新規事業の展開が困難なのです。
このような企業にとっては「事業拡大×商圏拡大」を同時に考えていかなければならないケースがあります。
そう考えると、人口の多い都市で事業拡大する方が現実的であり、そのための一番、てっとり早い方法がM&Aになります。
さらに、譲渡希望の赤字企業を買収するというケースでも、コスト面を考えると、新たにお店を立ち上げるより割安になることもあります。
その業種のノウハウ、人材を育成するコストなど、その買収する企業のレベルに到達するまでにかかる様々なコストを考えると、赤字企業を買収しようとも割安になるということです。
つまり、さらに会社を大きくしたいと考える僅少な地方都市で活躍する会社にとっては、時間、コストの面を考えても人口の多い都市でM&Aを行うことが最も効率的だと考えられるようになってきています。
それゆえに、近年では地方都市におけるM&Aも増加傾向にあり、今後人口が少ない地方都市でもさらにM&Aの気運が高まっていくと考えられます
光田卓司
(株)船井総研あがたFAS 取締役
2008年株式会社船井総合研究所(現株式会社船井総研ホールディングス)に入社。入社後は専門サービス業の経営コンサルティングに従事し、2019年より専門サービス支援部部長に就任。併せて、多数のM&A支援を業務に従事。2021年同社M&A支援部部長に就任、同社M&A部門の成長を牽引した。2025年1月、株式会社船井総研あがたFASの取締役に就任。
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