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平日
9:45~17:30
所要期間は半年~2年ほど
一般的な歯科医院のM&Aのプロセスは上図の通りです。半年で最終契約締結まで至るケースもあれば、2年以上時間を要することもあります。いずれにせよ、余裕をもって検討することが、良いパートナーを見つけることにつながります。
医院価値相場に納得できるか、他の選択肢を検討していないか
まず最初に自院の医院価値算定を行い、譲渡対価の相場観を知ることが肝要です。譲渡対価の相場観に対して納得できるかどうかが、後の交渉においても大きな要素になりますので、納得できないのであればこの時点で別の出口戦略を検討されるのが良いです。また、ご子息ご息女がいてもしかしたら継いでくれるかもしれないという状況でM&Aの話合いが始まると、交渉が終盤に近付くにつれて「やはり少し待ってくれないか」というお話しになりがちです。これは、真剣に譲受を考えているお相手に対して宜しくないことですので、M&Aを本格的に進める場合は他の出口戦略は選択肢から外していただくのが良いです。
盛りすぎないプロフィールを作成し、手を挙げた方とお見合い
譲渡対価の相場観に納得し、譲渡意思を固めた次は、M&Aの仲介者が譲受候補先を挙げるので、その中から譲渡の話を伝えてよい先を確認していただきます。この段階で伝えてほしくない譲受候補先を、その理由と共に丁寧にご説明いただくことで、ご自身・自院にとってマッチしやすそうな譲受候補先の開拓にも繋がりますので、ここは仲介者と時間を設けて確認していただくのが良いです。上記を経た上で、仲介者から対象候補先へ貴院の医院概要を説明します。医院概要の説明の質を高めるために、決算情報や医院の現状、従業員や業者との関係性などを仲介者からヒアリングを受けると思いますが、ここを面倒くさがると後に譲受側が「聞いていたのと違う」と破談しますので、全力で協力しましょう。そして医院概要説明を受けた候補先が前向きに検討したいとなれば、代表者同士の面談と医院見学を行います。ここでお互いの考え方や、経営方針についてのQ&Aの実施、人となりを確認し合います。
お付き合いしてみて、お互いに納得したら判を押す
TOP面談を経てお互いに良さそうだと感じたら、譲受側から意向表明書、基本合意契約が提示されるので、内容(譲渡対価や実施時期などが記載されている)をご確認の上、基本合意を締結します。ここからは当該相手と独占交渉に入ります。譲受側は譲受後のリスクを低減するために、財務税務的なリスク(決算内容の正確性確認)、労務的なリスク(残業未払い等)、法務的なリスク(患者との訴訟を抱えていないか等)を事前に確認するデューデリジェンスを行います。ここでそれまで現れていなかったリスクが表面化した場合は、そこを加味して譲渡対価や最終合意契約内容に反映させます。デューデリジェンスを経て、最終的な譲渡対価と最終合意契約書が提示されるので、内容を確認し納得できれば最終合意します。最後に譲渡対価の受け取りと仲介者へのフィーを支払うクロージングを行い、晴れてM&Aは達成されます。
フェアなM&Aを望むなら、M&A仲介者は必要
M&Aのプロセスをご覧いただいて、いかがでしたでしょうか。実際のM&Aにいたるプロセスの大枠をイメージしていただけたなら幸いです。本ページで何度となく出てきたM&A仲介者ですが、フェアなM&Aを望む方には絶対的に必要な存在です。とはいっても、M&A仲介者に支払うフィーが分からないと、頼みたくても頼めないと思います。譲渡側に必要となるM&A仲介者へのフィーについても事前に理解をしておくべきですので、詳しくは下記リンクよりご確認いただければと思います。
歯科医院のM&Aで必要となる費用について詳しくはコチラ
株式会社船井総研あがたFAS
船井総研あがたFASでは、50年以上にわたる業種別コンサルティングの経験を活かした、M&A 成立後の業績向上・企業の発展にコミットする事業承継・M&A支援を目指しております。業種専門の経営コンサルタントと事業承継・M&A専門のコンサルタントがタッグを組み、最適な成長戦略・出口戦略を描きます。
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